令和3年入試解説(理科) 3-1

大問3の解説です。
中1内容で、大地の変化。
その中で、
火成岩と地層&堆積岩からの
出題でありました。

地震は出なかったですね。
計算問題のバランス的には
出題されてもおかしくない感じしましたが・・・

(1)から見ていきましょう!


(1)①②
火山灰に含まれる鉱物は・・・
ということで、鉱物の基礎知識。

鉱物は無色鉱物有色鉱物に別れ、
●無色鉱物(色がない=白色または無色)
・・・石英、長石
●有色鉱物(色がある=黒、灰、緑など)
・・・黒雲母、角閃石、輝石、かんらん(橄欖)石、磁鉄鉱
このあたりを押さえておけばOK!

これで②の答えが
石英と長石だとわかりますねぃ。

さて、これらの鉱物を含む火山灰は
火山の噴火で噴出されるもので、
マグマが冷えて固まったもののうちの1つです。
よって、鉱物も結局、
マグマが冷えて固まったもの
と言えるわけですな。
これで①の答えもオッケーです〜


(1)③
岩石の色(白っぽいor黒っぽい)は
その岩石に含まれている
無色鉱物と有色鉱物の割合

で決まってきます。

絵の具で灰色を作るとき、
○白多めだと、明るい灰色
●黒多めだと、暗い灰色
になるのと同じ理屈ですね。

表をみると、
鹿沼土に含まれる鉱物は
○無色鉱物84個(70%)
●有色鉱物36個(30%)
合計120個(100%)
無色鉱物の割合が大きいので、
全体が白っぽくなるはず。

赤玉土に含まれる鉱物は
○無色鉱物90個(45%)
●有色鉱物110個(55%)
合計200個(100%)
有色鉱物の割合が大きいので、
全体が黒っぽくなるはず。
まぁ「黒っぽく」といっても、
割合はほぼ半分ずつなので、
実際はザ灰色に見えるハズ・・・

ということでXには
無色鉱物の割合
と入れてあげれば正解です〜

これね、
無色鉱物の「個数」て書いちゃうと
×ですね。
無色鉱物の個数は
鹿沼土・・・84個
赤玉土・・・90個
なので、
赤玉土の方が多いのです。

これは・・・
出題者の意図を感じる。
プンプン匂ってます。笑



次回(2)へ続きまっせ。

おすすめ